茶太郎 病気になる

○食欲ない○

 2000年12月25日
 何だか今日は食欲がない。おかあさんも心配してくれるけど、僕も良くわからない。 
昨日までは元気だったのに変だなぁ。

前日 クリスマスプレゼントで遊ぶ。

○膀胱炎○

 2000年12月26日
 朝から具合が悪い。どうすればいいのか判らないので、部屋で暴れてみるけど・・・・・治らない。
おとうさんも、おかあさんも心配している。食欲もない。キャットフード大好きなのに・・・・・
「そう言えば、茶太郎トイレしないね。オシッコしなさいね。」と言ってトイレに入れられるけど頑張ってもできない。そのうち吐き気がして、吐いちゃった。
 いつもと様子が違うから、おかあさんが動物病院へ電話して、タクシーで連れて行ってくれた。
 病院へ着いて、診てもらう。「膀胱炎ですね。腎不全を起こしかけています。明日だったら大変なことになってましたよ。」麻酔をされて、カテーテルというのを入れられて、オシッコを出してもらった。
 麻酔のせいか眠くなる。一日入院することになった。おかあさんが「明日迎えにくるからね。」と言って帰っていった。

 2000年12月27日
 気が付いたら、おかあさんが迎えに来ていた。僕は、まだ具合が悪い。おかあさんは心配そうに僕を見ていた。お医者さんから色々話を聞いていたけど、安心していない感じ。
「レントゲンも、超音波でも検査してくれない・・・」おかあさんは不信に思ったみたい。
家に帰ってからも、僕は具合が悪くて吐いた。オシッコは出るけど、今度はウンチが出ない。
おとうさんが会社から帰ってきて、背中をさすってくれたけど・・・・・

○本当に膀胱炎なの?○

 2000年12月28日
 僕は相変わらず具合が悪い。でも頑張ってご飯を食べる。・・・うーっ吐いてしまった。
「今日は、いつも行っている動物病院はお休みで、先生も居ないんだって、どうしよう。」
「別の動物病院へ行ったら?」
「そうだね、電話してみるよ。」
おとうさんは会社に出かけたけど、おかあさんはバタバタして出かける準備。
 そして、僕をかごに入れて動物病院へ。
 初めて行った病院・・・おかあさんも、僕も緊張する。
レントゲン・超音波・血液検査をした。僕はヘトヘトになった。お腹にハゲも出来た。
またカテーテルを入れられて、オシッコを出してもらう。
「膀胱炎だと思いますが・・・明日まで様子を見てください。」
おかあさんでも気絶しそうな大きな注射をうたれた。
帰宅。
「大きな病院で、設備もしっかりしていそうだから。」と、おかあさんは言った。
そして僕を、年末年始の間入院させることにしてくれた。
おとうさんと、おかあさんは「北海道」にある、おとうさんの実家に帰るからだ。本当は、いつもの病院 に預けられることになっていたんだけど、「心配だから、しっかりした病院へ」ということになった。
 (後で知ったことだけど 日本の名医(獣医さんの)にも選ばれている病院だった。)
おとうさんも心配して早く帰ってきた。
僕も気のせいか、すこしは良くなったような・・・・・

 2000年12月29日
 またまた動物病院へ。今日は、おとうさんも一緒だから楽だった。血液検査の結果は、昨日より良く なってるらしい。でも今度は便秘になってしまった。オシッコは順調なんだけどなぁ。
 今度の動物病院には、若いトリマーのおねえさんが、いっぱいいて、楽しかった。
お昼の間は元気だったんだけど、夜になって具合が悪い。やっぱり治ってないんだろうか?
おとうさんも、おかあさんも心配している。

病院から戻って、無心に眠る。


 2000年12月30日
 朝から動物病院へ。おとうさんとおかあさんは、今日北海道へ行くから、僕は入院することになっている。「ごめんねー。待っててね。帰ったらすぐに迎えに来るから。」
 今日の診察結果は「膀胱の横に影があるから、腫瘍ってこともあるかも知れない。」詳しくは、検討してみないと・・・ そう言われた後のおかあさんは泣きそうになっている。
「では結果が判ったら携帯に電話下さい。宜しくお願いします。」
おとうさんは、そう言って「北海道」に行った。僕も頑張ろう!!
 しばらくして、お医者さんが、おとうさんの携帯に電話したらしい。
 医 「手術してお腹を開いてみないと判りません。」
 父 「それはいつですか?」
 医 「早いほうが良いです。」
 父 「・・・では私達が北海道から2日に帰りますから、その後でお願いします。」
 医 「今は落ち着いていますから大丈夫です。お帰りになったら連絡ください。」
 父 「休み中 電話で様子を聞いても良いですか?」
 医 「良いですよ。」
 こんな会話をしたらしい。おかあさんは、また泣きそうになったという。

 おかあさんは心配症なので、毎日電話で僕の様子を聞いていた。
 それも僕の便秘を心配していた。毎日「ウンチしましたか?」って聞いていた。僕は恥ずかしかった。

 2001年元旦
 お医者さん達(この病院はお医者さんが何人もいる)と、トリマーのおねえさん達のおかげで僕の便秘は治った。それに食欲も戻ってた。

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