Oh!Tigercat
茶太郎&ちゃこトピックス
ちゃこがやって来た。

ある週末の朝、僕とおとうさんがウッドデッキに出たら
お庭に見たことがない猫がいた。
おとうさんは、急いでおかあさんを呼んだ。
おかあさんたら、いきなりその猫を抱っこしようとして逃げられちゃったの。
いきなりそんなことしたら、びっくりするよね。

○小次郎現る○
2002年7月27日の朝、土曜日だったので、茶太郎とおとうさんはウッドデッキに出ていつもの庭遊びをしていた。庭に出たとたんに、私を呼ぶので急いでウッドデッキへ出たら、庭に見慣れない猫がいた。「わぁぁぁー、可愛い!何処の猫かなぁ。野良猫じゃないよね。綺麗だし。」仔猫らしく、茶太郎の半分くらいしかないように見えた。我が家の庭は、庭の入り口をラティスでふさいでいるので、今まで猫が入ってくることは無かった。近所には外を出歩く猫さんもいるけど、仔猫を見たのは初めてだった。迷い猫だったら保護した方が良いと思ったので、捕まえようとしたら逃げられてしまった。おとうさんに、「そんな風に追いかけたら当然逃げられるよ。」と言われて反省した。「迷い猫かも知れないから、今度来たら保護するよ。男の子かなぁ〜?名前は小次郎にしておこう。」と私が言ったら、「もう来ないと思うよ。」とおとうさんに言われた。それでも、私は、また会えるような気がした。
もしも、その猫が迷い猫だったら、絶対に保護して飼い主さんを捜そうと思った。茶太郎が元の飼い主に置いていかれてから、我が家に来るまでしてきた辛い思いはさせたくなかった。人になれた猫は、あまり人を怖がらないから、イタズラされたり、虐められたりする可能性が高いからだ。また、来て欲しいと本当に思った。

○小次郎再び○
2002年7月29日の朝、玄関先のプランターに水をやっていたら、家の前の道路に小次郎が現れた。2日前に見た時よりグッタリしている様に見えた。お隣の旦那さんの出勤時間だったので、奥さんと2人で出て来たのを幸いと、協力をお願いして捕まえ、我が家に連れて帰った。
連れて帰って、2階の使っていない部屋で暫く休ませる。すぐに水とご飯をあげるたら、良く食べた。茶太郎は興味津々で部屋に入りたがるが、暫くは入れないことにした。「小次郎が来ました。」と、おとうさんにメールを送った。
この時の仔猫の様子
       ガリガリに痩せている。身体は全体的に汚れている。お腹が空いている。
       ヒゲが何本か切られている。衰弱している。
小次郎が落ち着いた頃に、近所の動物病院へ連れて行くことにした。

つかれて眠る
ガリガリに痩せていた。

少し落ち着いてきたかな
耳大きいかも。

お部屋を点検する。
シッポは長くて立派。

○女の子だった○
近所の動物病院に行くのは初めてだったけど、やさしい先生で良かった。
以下、先生との会話。
私「今日、保護したんです。迷い猫みたいなんですけど・・・
  健康状態を調べて欲しいんです。」
 小次郎はシャーシャーと威嚇している。
先「女の子ですね。白血病と猫エイズの検査、検便しましょう。」
私「女の子なんだー。じゃあ小次郎じゃないね。」
 検査中もシャーシャー言っているけど、暴れたりしない。
先「寄生虫いますけど健康ですね。ちょっと痩せてるけど。飼い猫だったかも知れないなぁ。」
 そして、寄生虫駆除の薬を飲ませる。
私「この辺で、飼っていた仔猫が居なくなったとかいう話聞いてませんか?
  飼い主さんを捜そうと思って居るんですけど・・・」
先「探している人はいるけど、この子とは違いますね。」
私「この子は、何ヶ月くらいの猫なんでしょうか?」
先「歯を見ると結構大きいですよ。半年はたってるかな。でも、避妊手術はしてないですね。」
ワクチンの接種をしようと思ったけど、元の飼い主さんがすぐに見つかるかもと思いなおし
帰宅することにした。

○CHAKOと命名○
おとうさんが会社から帰宅して、すぐに「仔猫にあわせて!」とご対面。その時に、茶太郎も初対面となる。シャーシャーと威嚇するものの、撫でたりはできる。「小さいねー。うーん、ピンチだったのは認める。飼い主さんが見つかるまでは、家に置いて良し。」おとうさんは、茶太郎が我が家に来て数々の病気を経験したことから、我が家で多頭飼いは無理と思っていた。無類の猫好きのおとうさんは、無理して私に言い聞かせているつもりらしい。
「元の飼い主さんを捜すつもりだけど、名前無いと不便だから何にしよう?」とおとうさんに聞くと、「小次郎は?えっ、女の子?うーん、チャコは?」「良いかも・・・それで、カタカナ?平仮名?漢字?」すると「ローマ字!」えーっと思ったものの、それでいくことにする。
茶太郎は珍しく仔猫に興味を持った。今まで、他の猫に感心を示さなかったのに、不思議なことがあるものだと思う。この時、なんとなく仔猫が我が家の猫になるような気がした。

○元の飼い主さん探し○
翌日、CHAKOの飼い主さんを捜すために、チラシを作りった。まず町内会長さんの家に行き、回覧板にチラシを入れてもらうようにお願いする。「猫は放っておけば家に帰るんじゃない?そこまでしなくてもねー。」と言われながらも、なんとか了解してもらう。ここまでで、結構気持ちが萎えてしまう。次は近所のスーパーにお願いしたが、断られた。家に帰って、不安な気持ちを何とかしようと、HPにも載せる。
近所の方にもチラシを持ってお願いに行った。それから保健所に電話して、猫を捜している人が居ないかを聞いた。一人捜している方は居たけどCHAKOではなかった。もし、問い合わせがあったら連絡していただけるようにお願いした。
それから、CHAKOを動物病院に連れて行って、ワクチン接種をする。茶太郎と一緒にしておいても大丈夫なように・・・私には、シャーシャーしなくなってきた。
飼い主さんは、なかなか見つからないかった。

チラシ

回覧板

○ちゃこが我が家の一員になる○
それから2週間くらい経つと、CHAKOは「ちゃこ」と改名し、私とおとうさんに慣れてきた。茶太郎に対しても、シャーシャー言わなくなった。ある日、恐る恐る「このまま、ちゃこの飼い主さんが見つからなかったら、うちで飼っても良い?」と、おとうさんに聞いてみた。「うーん・・・でも、回覧板が近所を一周して、飼い主さんが見つからなかったら良いよ。次の回覧板が来たらね。」と言ってくれた。本当は、おとうさんだって、ちゃこが可愛くなってきていたから、私が言い出すのを待っていたのではないかと思う。

2002年8月23日
ついに回覧板がきた。この日から、ちゃこは我が家の一員となった。
このころは、ちゃこの毛艶もよくなり、元気に家中を走り回っていたのである。
まだ痩せていたので、
顔が三角です。
写真を可愛く撮るために
アングルの
工夫が必要でした。
女の子なのに
凄く活発で
どんなに高いところでも
果敢に挑戦してました。
それは今も同じです。

○茶太郎、ちゃこを語る○
僕は、ちゃこが来るまでは、猫は僕だけだったから、おもちゃやキャットタワーは全部僕のだった。おとうさんが遊んでくれるときも、僕に合わせてくれたし、僕はこの家で一番だった。「ちゃこが居ても、一番は茶太郎だよ〜」って、おとうさんとおかあさんは言ってくれるけどね。でもね、ちゃこが来てから猫同士で遊ぶのも楽しいなぁって思うこともあるんだ。それに、猫の気持ちは猫が一番判ってくれるしね。まっ、仲良くしようよ。僕はおにいちゃんなんだからね。僕の言うことは聞くように!

「僕のことは、
おにいちゃんって呼べよ。」
「いいよ。おにいちゃんて何?」

「それも、僕のだけど
特別に貸してあげるよ。」
「ZZZ・・・・・」

「僕もそこに乗りたい。
貸してよ〜」
「あたしが先だったモン。」

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